家事役割を大切にした自立支援

今月はヘルパーステーションの活動をご紹介したいと思います。ご本人の役割を大切にした自立支援のかかわりです。

認知症の診断を受けたMさんへの支援について、ご主人やケアマネジャーと一緒に検討した結果、歩行機能や認知機能低下予防のためにも、これまで役割として担ってきた買い物を続けていただくことになりました。

膝痛のあるご主人が同行することは難しく、一人で買い物に行くと道に迷ってしまうため、ヘルパーが買い物に同行することになりました。

ケアプランのニーズは「妻としてできることは自分でしたい」短期目標は「日常で必要な物を買いに行くことができる」です。

万が一、一人で外出された場合にも自宅へ帰って来れるように、目印となる建物等を意識していただくように声かけしながら同行します。

出発前にご主人と相談して決めた商品を店内で探して、支払いもご自身で行って頂いています。

感染症の予防や脱水の予防にも心掛けて、適時休憩を取りながら行っています。

これからもMさんの素敵な笑顔が見られるように、微力ですがサポートさせていただきたいと思います。

目印を確認しながら歩きます。

ご自分で品物を選んで、支払いも行っていただくように声かけをしています。

手指の消毒は必ず行います。