自己紹介の順番が回ってきました!ホームヘルパー(サービス提供責任者)として働いている辻田です。
私がホームヘルパーという職業に就くきっかけを与えてくれたのは亡くなった祖母です。「大好きなおばあちゃんを最期まで介護したい」という思いから、ヘルパーの資格に関心をもつようになり、勉強してみようと思ったのが18年前です。
資格を取って働き始めたころ、元気だった祖母が80歳半ばで認知症になりました。今までとは違った祖母の言動に知識や情報がない家族は戸惑い、不安な日々を送るなかで「なんとかせねば!」と思い切って介護保険サービスを利用することにしました。その時まで全く知らなかった方々が、祖母や家族のために相談に乗り、専門職として動いてくださるようになると、あんなにごちゃごちゃとしていた皆の生活は次第に落ち着いてきました。なかでも調理や買い物でホームヘルパーさんが関わってくださるようになり、何十年も主婦として家族の世話をすることが生き甲斐だった祖母の気持ちが呼び覚まされ、ヘルパーさんと一緒に私が知っている祖母の姿で楽しく調理していました。その姿を目にしながら「私もヘルパーになって利用者さんに活力ある生活を提供できるようサポートをしたい!」と思い、知識や技術を得るための勉強に励みました。ヘルパーとして働いている現在もその気持ちが根っこの部分にあるからこそ、長く続いているのかもしれません。
そうやってたくさんの利用者の方との出会いや別れを繰り返して17年が過ぎました。全ての利用者の方に満足して頂けていないかもしれませんが、空回りすることなく利用者の方に日々活力ある楽しい時間を提供できるよう、ケアマネジャーをはじめ他職種と連携しながらサポートしています。